<   2010年9月   >
ゲーム 趣味

空帝戦騎 DL版 ~黄昏に沈む楔~

サークル名

作品内容

空と浮島しかない世界を舞台に、空賊と呼ばれる者達が
空を飛ぶ船に乗って島々を渡り歩き、物や人を奪いながら目標を達成していく面クリア型のSLGです。

基本としては、ルーレットを回して出た目に従ってコマを進めていきますが、持っているカードの特性、
乗組員のスキル、船の高度や待ち伏せ、追っかけといった戦術要素がふんだんに盛り込まれています。
敵を倒すなり、アイテムを回収するなどして勝利条件を満たすとマップクリアとなります。
各マップの合間にイベントが行われ、主人公それぞれの物語が展開していきます。
また、船の整備や乗組員の交替といった能力値パラメータなどエウシュリーチームが得意とするやりこみ要素も充実。
スピード感とテンポの良さを重視したゲームです。

主人公は4種類。「シリアス」「コミカル」「凌辱」「やり込み要素」をコンセプトにしており、
ストーリーやエッチシーンもそれぞれ別に制作されています。

■□■ストーリー■□■
空と浮島しかない限られた世界。
その世界の中で、他者から物を奪いながら生きている者達は空賊と呼ばれていた。
様々な思惑を抱きながら生きている空賊達を主人公として、物語は進んでいくことになる。

人間であったはずが目を覚ますと吸血鬼になってしまい、記憶も失っていたガウェン。
世界最大の国家の王女だったが、革命によって国を追われ空賊に育てられたパティ。
自立したいと思いながらも家族から離れられないトマス。
最強の船を作るためだけに生きている科学者マシスト。

以上の四人の空賊を主人公として選ぶことができるようになっており、それによってストーリーが変わっていきます。

■□■登場キャラクター■□■
●ガウェン・マーニラル
忘却の吸血鬼編の主人公。忘却の島で眠りについている、記憶喪失の吸血鬼。
部下との高度な連携を行う特殊能力を持ち、たたみかけるような攻撃を得意とする。
搭乗する船はギルティニア号。その能力は良くも悪くも平均的であり、乗り手の技量が問われる。

元々は人間だったが目を覚ました時には全ての記憶を失い、
人間の精気を奪わなければ正気を保てない吸血鬼になってしまっていた。
僅かに甦った大切な女性の記憶を心の支えとし、自らの記憶とその女性を探して世界中を旅していくことになる。
寡黙だが思いこんだら突き進んでいく、内に秘めるタイプの熱血漢。
人でない者に成り果て、他者を犠牲にしてまで生きていきたいとは思っていない。
それゆえに自分を卑下するような暗い思考が多く、物事を難しく考えてしまう。
それでも愛しい人に会いたい一心で自分の中にいる化け物を抑え込んで旅を続けていく。

●パティ・グラン
疾風の空賊王女編の主人公。グラン空挺団の根城で暮らしている、幼い頃に国を追われた元王女。
仲間と協力し連続で攻撃を叩き込む特殊能力を持つ。
搭乗する船はラヴニール号。速度重視の高い機動性を持った船であるが、耐久力には難がある。

この世界で最も栄えている島、ロスタロットの元王女。
反乱が起きた際に国から連れ出された。本人にその記憶もなければ自覚もない。
真実を知ったところで特に気にすることもなかったのだが、
本人の思惑と外れたところで王位に関わる問題に巻き込まれてしまう。
基本的に楽天的な性格で人を小馬鹿にするのが好き。王位云々に関しては本当になんの興味もない。
どちらかというと空賊の方が気に入っており、自分にも向いていると思っているので、
より優れた空賊になるために旅を続けていくことになる。



●ロバート・グラン
逃亡中の王女を救った名うての空賊。
部下達の志気を高め、全員の戦闘意欲を一気に高めクリティカルを連発させる特殊能力を持つ。

国を追われ兵士に抱かれて彷徨っていた幼い王女、すなわちパティを救い出した空賊。
そのまま父親としてパティの成長を温かく見守ってきた。
本来は気性の荒い乱暴者であるが、守るべき者が出来た途端に丸くなってしまい、
今では派手な活動は控えて娘の共に小さな仕事をコツコツとこなしている。
パティに自分の船であるラヴニール号を奪われてしまい、パティの援護にまわることに。
本人はそんな状況も楽しんでいる節がある。

●ベンベスター一家
悪逆の台風一家編の主人公達。ベンベスター空賊団の根城で暮らしている、
悪逆無道の限りを尽くす、母と四人の息子からなる親子空賊。
搭乗する船はパージファイアス号。圧倒的な火力と耐久力を誇り、立ち塞がる敵を駆逐していく。

・トマス・ベンベスター
空賊として世界中を冒険する事を夢見ている少年。
このシナリオの主人公なのだが、気弱すぎて母や兄達にこき使われる日々。
彼が家族達の呪縛を逃れ、独り立ちすることができるかどうかというのが物語の中心となる。
無能力者と家族達から言われ虐げられているが、はたして何らかの力を秘めているのだろうか?

・アーレス・ベンベスター
・カトゥルス・ベンベスター
・ジデス・ベンベスター
トマスをこき使う三人の兄。トマスの弱々しい感じが気に入らないのと
なんでも言うことを聞くという点から、便利な道具としてトマスをかなり手荒に扱っている。
それぞれが全く違う性格と容姿をしているが、基本的に自分達がやりたいことをやりたいようにやっている。
欲しいものがあったらどんなことをしてでも手に入れる悪い空賊の鑑のような三人組。

衣服が汚れることを嫌うアーレスは回避のための特殊能力を、
相手を傷つけることを悦びとするカトゥルスは二回続けて攻撃する特殊能力を、
力強い攻撃を得意とするジデスは相手の防御を無効化する特殊能力をそれぞれもつ。

・ジーナ・ベンベスター
四児の母。とても四人も子がいるとは思えないような美人の肝っ玉母ちゃん。
三度の飯より宝が好きで、息子達の命に代えてでも宝を手に入れようと考えている。

言うことを聞かない息子達を纏めるために、戦闘時に皆を指揮し、命中率を高める特殊能力を持つ。

●マシスト・バクラー
孤高の狂科学者編の主人公。廃棄島に引きこもって研究に励み、最強の船を作ろうとしている科学者。
船を自ら作ると言うだけあって、戦闘終了後に自分の力で船を修理する特殊能力を持っている。
搭乗する船はインディヴュール号。お手製だけあって性能の方はいまいち。
彼の研究の成果が発揮されることはあるのだろうか?

かつて最強の船を作ろうという思想の元に集った技術者集団の一人。
ただし船の運用試験中の事故でメンバーは壊滅状態。現在では彼以外に生き残っているものはいない。
その時の仲間であった妻と親友との誓いを果たすために日夜最強の船を作り出そうと研究を続けている。
本来は実直で研究熱心な真面目な人間だった。
だが、事故時に大切なものを失ったショックから精神的に壊れているので言動や行動が変。
事故で死んだ親友の娘を引き取ったが、逆に色々と世話をしてもらっているような状態である。

●マキ&メイ
マシストの助手を務めている双子のメイド。
姉のマキは寡黙で冷静な女性であり、妹のメイはにこやかでぽややんとした女性である。
マシストが実際の戦闘ではほぼ役に立たないために、その分二人が頑張ることになる。
マキは相手を睨み付けて威圧し行動を封じる特殊能力を、メイは船の防御力を一時的に高める特殊能力を持つ。

かつてマシストと共に研究に励んだ研究者の娘で、父の死後、身寄りのなくなった二人をマシストが引き取った。
ここまではいい話のように思えるのだが、いつの間にか自分の助手として身の回りの世話をさせている辺りが普通ではない。
そう言う状況にありながらも、なんだかんだでマシストの世話を続けている。
マシストが人間らしい生活を送れるのはこの二人のおかげであるため、度々主従が逆転する姿が見られる。

価格

4830円