<   2008年11月   >
ゲーム 趣味

Sweet Room ~ふたりだけの秘密の甘い空間~

サークル名

作品内容

★ストーリー
主人公、高谷成之(たかや なりゆき)はどこにでもいる平凡な男子大学生だ。
勉強もスポーツもそこそこ、学校でも目立つ存在ではない。
成之は都会で一人暮らしをしているが、最近は学校もサボりがちで
プチ引きこもり状態になっていた。

ある日、そんな成之の部屋にひとりの女の子がやって来た。
はじめ勧誘かなんかかと思った成之だったが、どこかで見た様な気もする。
まさかそのコが、妹の唯依菜だったなんて…。
唯依菜は受験のために、しばらく成之の部屋に泊まる事になっていたのだ。

久々に会った唯依菜は、成之が想像したのとはずいぶん違う雰囲気の女の子になっていた。
体はしかっりと発育していて、とても可愛い女の子に成長していたのだが、
性格は、大人しくて気弱な感じだったのに、なんだかツンケンした強気な感じに変わっていた。
しかも、引きこもり同然の生活をしている成之を見下しているような態度だ。
「こんな汚い部屋で2週間も過ごすなんて信じられない!」
「なんなのお兄ちゃん? 彼女もいないの?」
「なにそれ? それって引きこもりじゃん! キモ~イ!」
唯依菜のあまりの変わり様に愕然とする成之。
いったいこの6年の間になにがあったのだろうか?
とにもかくにも、今日から妹との同居生活がスタートする。

妹とはいえ、しばらく会っていなかったし、雰囲気もずいぶん変わってしまった唯依菜とは、
まるで他人と同居しているかの様な大変さがあった。
食事、掃除に洗濯、プライベート。唯依菜はなにかと成之を攻めたてた。
「お風呂のぞかないでよ! のぞいたら殺す!」
「唯依菜の下着勝手に洗わないでよ! お兄ちゃんのと一緒なんて汚い!」
「ここからこっちは唯依菜のエリアだから、絶対入ってこないでね!」
成之は、大人の女性に成長した唯依菜にドギマギするものの、
見知らぬ女の子のようになった妹に遠慮していた。
ずっと女性と付き合った事がなかった成之は、若い女性が同じ部屋に一緒に
住んでいるというだけで幸せな気分になっていたというのも事実だ。
しかし唯依菜とのふたりっきりの生活は、成之の想像以上に過酷なものだった。
唯依菜の成之への態度は尋常なものではなかった。
誘惑しているのかと思えば、兄とも思わぬ態度で成之に接する唯依菜。
唯依菜の仕打ちに、成之はだんだん疲弊していった。

何日かたったある日、成之は唯依菜を本気で怒らせてしまう。
泣きながら部屋を出ていく唯依菜。しかし成之は追えなかった。
落ち着かず部屋の中をうろつく成之は、手帳が落ちているのを見つける。
それは、唯依菜の日記だった。悪いと思いながらも中を見てしまう成之。
日記に書かれていたのは、成之と別れた6年前から毎日綴られた唯依菜の成之への恋心だった。
大好きなお兄ちゃんとの別れがいかに悲しい出来事であったか。
毎日泣きながら過ごしたこと。
成之に何度も手紙を出しても全然返事が帰ってこない事。電話も通じない。
成之に会いたくて家出するが、途中で連れ戻された事。
友達が彼氏を作っても、近くにいる男子にはまったく興味がもてなかった事。
成之があまりに唯依菜の事を気にして無いので、だんだん腹が立って来た事。
唯依菜が、いつも不機嫌な態度なので最近友達が減って来た事。
親を何度も説得してやっと会いに来る機会を獲た事。今でも成之のことが大好きな事。
成之は、走って部屋を出た。唯依菜を探し出すために。
成之は恥じた、そして後悔した。自分の軽率な行動がいかに唯依菜を傷つけていたのか…。
なんとか唯依菜と再会することが出来た。唯依菜を抱き締める成之。
そして「家族はずっと一緒にいなくちゃ…」と告げる。泣きながら謝る唯依菜。
成之は、残された数日を唯依菜のために使おうと決めた。また唯依菜も心の中で誓っていた。
残された時間を使って、成之を絶対自分だけのものにすることを…。

その日から唯依菜のラブラブ攻撃作戦が始まった。
はたして、兄妹の壁を乗り越えて唯依菜の思いは成就するのだろうか?
一人暮らしだった成之の寂しい部屋は、今、二人だけの
甘い甘い”スウィートルーム”となったのだった。

ジャンル

価格

1890円