<   2008年10月   >
ゲーム 趣味

キミの声がきこえる

サークル名

作品内容

サクラチル――
大学受験に失敗した主人公、飯塚直也は呆然としていた。
彼に残された道は、ギブアップか、浪人生として再挑戦するかの二択のみ。
そして、両親は再挑戦を選べと言う。

「また一年、受験勉強するのか……」

憂鬱な気分に沈んでゆく直也の肩を、そっと2人の男たちが叩いた。

「心配すんな、俺たちも一緒だ」

親友であり、悪友でもある稲垣政宗と、酒井健太。
政宗は、無謀にも超々難関大学を受験、そして失敗。
健太に至っては、体育大の推薦入学なのに不合格したという剛の者。

互いの傷を舐めあいつつも、3人は予備校の入学手続きに向かう。

直也たちのクラスメイト……敷島桜も大学受験に失敗していた。
試験当日、風邪さえ引かなければ――
合格間違いなしと言われていた彼女の、一世一代の大失敗。
仕方がない、と全てを受け入れ――敷島桜は予備校の門をくぐる。
そして。

「し、敷島っ!なっ、なんでお前がここにいるんだ!」

「うっ、うっさいわね!すべりどめには通ったけど、本命は風邪ひいて落ちたのよっ!!」

再び出会った、運命のイタズラ。

そこに、直也の世話係として日本に戻ってきた、義妹の美由紀と、
横暴でマイペースな予備校の先輩、桐谷桜花も加わり、
予備校生活は、一気にヒートアップ。
一年後の合格を目指して、浪人生たちは気炎を上げる。

しかし、青春真っ盛りの彼らに、ずっと勉強しろというのは酷な話。
燃えていた再挑戦への熱意は、次第に磨耗し……
夏を迎える頃には、すっかりダラけた惰性モードに。

追い討ちをかけるべく、次々に迫り来る夏の風物詩。
プール、花火大会、アルバイト、肝試し、etcetc……
魅力タップリの誘惑に、意志薄弱な直也たちが勝てるハズもないのだった。

そんな折、直也の元に、海外転勤中の両親からビデオメッセージが届く。
親戚の温泉旅館が経営危機で、人手が足りない。
どうせ勉強もせずにチャラチャラ遊んでいるのなら、手伝いに行け――と。

ジャンル

価格

2800円