「ニンテンドーDSi」を触ってきた

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 11月1日に発売される新型DS「ニンテンドーDSi」(以下、DSi)には、新たにカメラ機能「DSiカメラ」と、ミュージックプレーヤー機能「DSiサウンド」が搭載されている。「ニンテンドーDS Lite」(以下、DS Lite)と比較すると、液晶ディスプレイが3インチから3.25インチへと拡大したのに対し、厚さは21.5ミリから18.9ミリとなるなど、2.6ミリの薄型化に成功。重さも約218グラムから約214グラムになるなど、わずかながら軽量化にも成功している。

「ニンテンドーDSi」を触ってきた

 発表会場にて、DSiとDS Liteを比較できる機会を得たので、画像を交えながら紹介していこう。

●「DSiカメラ」「DSiサウンド」に触れてきた

 発表会後に行われたソフト体験会の場にはニンテンドーDSiが置かれており、新たな機能である「DSiカメラ」「DSiサウンド」に触れることができた。

 DSiカメラには、特殊効果のない「ふつうのカメラ」、画面をスライドしてゆがませることができる「ゆがみカメラ」、ペンやスタンプを使ってらくがきができる「らくがきカメラ」、カメラ画像が白黒で表示され、タッチしたところが元の色に変わる「色つけカメラ」、タッチしたところの色が変わる「色かえカメラ」、鏡を映したように見える「かがみカメラ」、顔をうつすといたずらアイテムが勝手にくっついてしまう「いたずらカメラ」、顔をうつすと表情が勝手に変わってしまう「表情カメラ」、2人の顔を合成する「顔合成カメラ」、2人の顔の似てる度(どれくらい似ているか)を判定する「似てる度カメラ」、フレーム(穴の空いた写真)を使って写真を撮れる「フレームカメラ」といった11種類の遊べるカメラが用意されている。

 会場ではこの中から、ゆがみカメラ、色かえカメラ、いたずらカメラ、似てる度カメラを遊ぶことができた。ゆがみカメラの特徴は、撮影後にゆがみを加えるのではなく、撮影前からゆがませられることにある。調整がうまくいかなかった場合、下画面右上にある「ゆがみをもどす」をタッチすれば、一瞬で元に戻るのも便利だ。

 いたずらカメラは、一度認識した顔を自動で追尾するしつこさ(?)が売りで、いたずらアイテムには"ちょびひげ""猫耳"など10種類を用意する。似てる度カメラは、2人の顔がどれくらい似ているかを6段階で評価してくれる。最低ランクは"他人級"、最高ランクは"本人級"となっている。ちなみに、記者と説明員のお姉さんの似てる度は16%で"他人級"だった。

 DSiサウンドでは、SDメモリーカードに保存したお気に入りの曲などを再生できる(AACフォーマットの音楽ファイルのみが再生可能)。音楽は単に聴くだけではなく、メロディーの中の好きなフレーズだけを繰り返し再生したり、再生速度や音程を変えることができる。

 記者が気になったのは多彩なビジュアライザーで、中でも「スーパーマリオブラザーズ」のビジュアライザーが目を引いた。DSiサウンドでは、L/Rボタンで合いの手を入れられるのだが、スーパーマリオブラザーズのビジュアライザーでLボタンを押すとコイン、Rボタンを押すとジャンプの音が発生する。

 しかも、上画面のマリオがボタンを押したタイミングに合わせ、ジャンプしてコインを手に入れるという演出付きだ。思わず音楽を聞くことを忘れて没頭してしまったのだが、こういった仕掛けも何とも任天堂らしいと感じた。