<   2009年3月   >
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ゲーム 趣味

ユメミルクスリ

サークル名

作品内容

"何事もそつなくこなしてしまう"俺"は……ごく普通の少年。イジメられたこともないし、加担したこともない。
うまく"その他大勢"の一人として、のらりくらりと暮らしている。
そんな日々を、どこか虚しく感じてしまうお年頃でもある。
クラスメイトはやれ女だ薬だ音楽だ勉強だと、落ち着きがない。
だけども、毎日が楽しくないわけじゃない。それなりにあそぶし、バイトもしてるし、
勉強は最小限にして最大の効果、彼女だって……それはまだだけど。
童貞だって……それもまだ持ってるけど。後生大事に年齢の数だけ守ってるけど。
退屈と言ってしまうと語弊がある。さりとてうまい言葉が見つからない。"

"そんな感情を"俺"は『自分の色』と名付ける。ドラマの主人公は、濃い。
主役なのだから当然だけど、なんだか凄い人生を歩むし、すごい考え方をしたりする。
すごいヒロインとすごい修羅場になったりする。
一方"俺"も世界でただ一人だけなのに……その色はと姪に見える。濃くない。
……これでいいのか?俺劇場の主人公にふさわしい、突飛なストーリーが必要なんじゃないのか?
そんな益体もないことを、暇つぶしに考えている。
心に虚無はあるんだろうけど、どこかフラットで、一所懸命『普通』に乗りきれない反面、
マイナスにも堕落していかない。まあまあ頭が良いから(自分で言う派)、
濃厚ストーリー様が自然にはやって来ないと知っている。終わり見えてる。
限度見えてる。やばいと思う。────けど、そんなもんかと諦めている。
俺"は、ある時、3人の風変わりな少女と知り合う。3人は本当に変わり者で、
有り体に言ってズレていた。浮いていた。
"俺"のセンサーは、いらんイジメや仲間外れに巻き込まれないためにも、
そんな内角低めの女の子には近づくべきではないと警告を発するのだが……なっちゃった、友達に。
だからもう遅い。
こうして、普通であることを維持しつつ、あまりにもズレすぎていてまるでエロゲーのヒロインみたいな
あり得ない性格の女の子たちと、交流する日々がはじまった。
俺の器用さと……女の子たちと一緒に過ごして、自分をどこまで壊していくのか?
保つのかが今問われている。限りなく透明に近くてブルーな俺(得意技『自覚』)
クラスで総スカンをくらっている女、
ヤク決めて繁華街で妖精を名乗るサイケな夜遊び娘、
そしてすっげえ秀才なのにひたすら将来から逃げ続けることに頑張る先輩。
そんな四人のいまどきっ子が、手を取り合って落ちていくですぅ。

◆登場キャラクター◆
●白木あえか
主人公のクラスメイト。
途中から転入してきたクチ。クラス・デビューに見事に失敗。以来、一人っきりでいる。
少し離人症のケがあるのか、けっこうイジメられているのに、けろっとしている。
話しかければへらへらしている。
しかし、本当は本人の気が付かない部分でそれを苦にしている。

●桐宮弥津紀
ちょっと天才肌な人。
成績は抜群。美人。表面は凛々しいが、かなりダメ人間。将来について病的に怯えている。
ちなみに勉強は嫌い。働くのもぞっとしない。しっかり者として見られることが多く、
本人もそういうキャラを維持しているが、目前の重圧からは力一杯逃避するタイプ。
そして進路決定という大きな問題が、体面大崩壊の序曲とともに、迫りつつあるのであった。

●ねこ子
繁華街で出会う、年下の女の子。
主人公には「自分は夜の妖精」などと自己紹介するイタタっ娘。異様にハイな少女で、
独特のノリ、バイタリティを感じさせる少女。
薬を常用しているためハイになっているが、普段はもの凄く暗い。主人公と同様、
「限りなく透明に近いブルー」属性。
彼女はそのことを『心がからっぽ』と呼んでいて、それを補うための手段が
アッパー系のドラッグと夜の繁華街と妖精妄想である。
要するに、薬で心を作ろうと無理している。

●加々見彩
主人公の義理の妹。 お兄ちゃんっ娘(こ)でいまどきっ妹(こ)。
主人公の家族(自分も含む)に対する距離感を鋭敏に察していて、最近はいつも不機嫌気味。

●南条京香/アントワネット
クラスメイト。 クラスの女の中で最大の権力を持っている。
可愛いが、威圧的で主人公はちょっとニガテに思っている。アントワネットは主人公内部の蔑称。

●挟山みさき
クラスメイト。主人公の隣の席に座っている女生徒。それほど深いつきあいにはない。

●椿弘文/エロゲイ
バイト先のパートナー。 モデル級のイケメンだがエロゲーオタク。
そして掘ってヨシ掘られてホシのホモであるという、斜め上の勝ち組キャラ。
エロゲイというのは主人公内部の尊称。"

ジャンル

価格

2800円